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長い文章になります。ゆっくりお読み下さい
めいたくの好きな詩

ここでは、私が感銘を受けた詩を紹介します。
この「生きる」という詩は小学校6年生の国語の教科書(確か光村図書)で
初めて出会いました。
七宝小6年1組で私の担任だった奥田吉晴先生は
「この詩を暗唱したら卒業だ!」と言い、
6年1組のみんなは、先生の肩たたきをしながらこの詩を暗唱したのです。
当時はどんな意味だなんて考えもせず「覚えたら卒業」てなことだけ考えて
いたような・・・(^^;)(奥田先生ごめんなさい)

時は流れ、あれから一回りも歳を重ねたこの5月から本業ではありませんが、
IT講習会の講師を担当する機会に恵まれました。初心者向けの講習の際に
「5分間で100文字入力してみよう!」
というひとつの目標を掲げたテストをするのですが、良い例文を考えられずに
いるうちにこの詩をパッと思い出したのです。

さすがに終わりの方はおぼろげながらも、だいたい8割くらいは覚えてる、
きっとインターネットの世界には同じ詩が好きな人もいる筈だと
「谷川俊太郎 生きる」
で検索したら・・・文章がありました!なんだか懐かしくて嬉しくて、早速
受講生の皆さんの練習用に使ったのでした。

今改めてこの詩を見ると何気ない単語の集まりが「生きる」という永遠の
テーマを上手くまとめているなぁと思います。単なる暗唱だけだったら、
きっと忘れていたでしょうね。でも12年経った今、思い出せたのだから、
きっとこの詩には何か不思議なチカラがあるのかもしれませんね・・・。

さて、今の6年生もこの「生きる」を読むのでしょうか?12年前の私以上
に便利という利益と同時にストレスというリスクを背負う今の6年生。
さて、どんな気持ちで読んでいるのかな?



「生きる」谷川 俊太郎
 
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
 
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
 
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
 
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
 
生きているということ
いま生きているということ
鳥がはばたくということ
海がとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
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